心の風向きが変わるとき…アスペンの守護のチカラ

アスペンの木が風をつかまえて鳴っています。和名がヤマナラシというのはこの木にピッタリです。
ザアァ、ザアァ~と、海鳴りならぬ、森鳴りといった風情で、私たちの意識もザアと一掃するようです。身体にまとわいつくような重いなにか、日々背負ってきたなにかを払っていくとともに、忘れていた遠いところにあるものへと、心の風向きが変わります。あれ?忘れていた大切なことがあったはず。あれはなんだったろう、と見えない彼方を探るように。

アスペンの花から作られるエッセンスは、理由のない恐れや、なにかに取り付かれているような不穏感に対して作用します。例えば、家の中にふとした拍子に人の気配を感じて、ぞわぞわするときなどに使うことができます。
フラワーエッセンスの素晴らしさは、単によくない感情を消し去ったり、感じなくするわけではなく、そういう感情があるときの私たちの内面のエネルギーに、あらたなきっかけを与えてくれること。
それは、本来一つの軸の端と端のようなもので、心がなんとはなく不穏なときは、まだ見えぬ遠いなにかに呼ばれているときでもあるのです。今までとは違う意識レベルに成長していくとき、人は理屈のない恐れや不安を感じやすくもなるということです。
アスペンのエッセンスをていねいに飲みつづけていくと、知らぬ間に私たちは、理屈抜きの強さを得ていきます。恐れがすべて消えるわけではありませんが、大丈夫かなぁ…と、少しドキドキしつつも、見えないなにかに導かれ、今までとは違う自分へと自然に移り変わっていくのだと思います。
ギリシャ神話では、アスペンで作られた冠をつけ、ヘラクレスはいまだかつて誰も踏み込んだことのない黄泉の国に行き、そこから無事に生還します。そうしてアスペンを聖なる木として称えたのです。
私たちが、敏感になっているとき、アスペンはつねにしっかりと守り導いてくれます。

春を待つ、切ない想いに包まれたときに

2月,3月と、女性のためのワークショップをbrisaで開催させていただきました。
女性とは本来どのような存在なのかを、生物的に、神秘的に、霊的に、掘り下げて再発見していく3回コースのワークショップです。参加者のみなさんと様々な宿題やワークを交えて、分かち合っていきます。
今回は、最終回に、参加した美しい女性たちの写真を、スライドショーにしてプロジェクタで上映。
みなさんのお写真の間には花の写真や、イメージのつながる写真を入れました。(BGMは『She』映画「ノッティングヒルの恋人」で使われた曲です)
これも、そのうちの一枚です。オーストラリアのシュタイナー関連の本屋さんで購入したポストカード。暗くなった森の中で、少女はキラキラ輝く葉っぱか星かを集めています。季節は冬かもしれません。枝には葉がなく、フクロウがとまっています。遠くには十字架の丘も。誰か亡くなったのでしょうか?
少女に降り注ぐ光は、見ている者の心も優しさで温めます。誰かが、どこかで、私たちのことをこうして見守ってくれているのです。孤独で淋しい夜も、運命に見捨てられているかのように感じるときも。
もうすぐ春なのに、まだ肌をつらぬく寒さのあるこの時期は、心も縮こまりがちに。
心はなにかを求めているのに、それがなんだかわからないような、切ない気持ちになります。
そういう時は、フラワーエッセンスを試してみて下さい。エッセンスに使われている花の写真(フラワーカード)を眺め、気になるものを選びだし、その説明を読んで、一本にしぼり入手します。
毎日、朝夕そして夜に、6、7滴を口中に垂らして飲みます。暖かなお茶や、お水に垂らしても。途中で忘れる日があっても良いので、無くなるまでじっくり飲み続けるのがコツです。春に向けてきっと、私たちの心の中にも黄金の光が舞い降りてくるはず。スカートを広げてそれを受け止めましょう。
植物のやさしいチカラは、私たちをいつも、どんなときも癒してくれます。

このポストカードはGabrila de Carvalhoさんによるイラストです。

銀世界に包まれて気づかされたこと…ラーチ

友人が、あの大雪の日に新宿御苑まで行き撮った写真。
ヒマラヤ杉は雪のときにこそ存在感が増す!と、わざわざそのために出かけていったそう。
「ああっ。私も会いに行きたかった!」もちろん、その友人にではなく雪のヒマラヤ杉に(笑)
自宅のソテツやオリーブの木は、元が雪国育ちではないので、すっかり雪の重みにやられていて、ソテツが伸びやかに椰子のような葉を広げているのは、晴れの日には涼し気で良かったけれど、大雪には逆効果。山盛りの雪を抱えて、鉢ごと倒れそうになっていました。
クリスマスローズの下向きの花や、小さいシクラメンは、雪のあともしっかり花を保っています。
恥ずかしがり屋で、控え目なのだとばかり思っていましたが、実はこのような季節に咲くための、たくましさでもあったのかと尊敬してしまいました。
でしゃばらず、謙虚な振る舞いだからといって、その女性が弱々しいと思ったら大間違い。
外側のジェスチャーは、単純に見えたままを物語っているわけではないのですよね。
これは、人も植物も同じこと。
バッチ博士の38種のエッセンス中、とくに雪に強いのはラーチ(カラマツ)です。ヨーロッパの高山にも生息するラーチのあのしなやかな枝は、雪崩で押しつぶされたあと、バサッと復活するためなのだと教えられました。そうした緊急事態のとき以外では、だらりとうなだれるラーチの枝ぶりは、まさにこのエッセンスの対応する心のパターン…自信のなさや劣等感…を表しているかのようです。
うまくいかないに違いない、と自分を信じることができずに、チャレンジできなくなっているようなときは、ぜひラーチのエッセンスを試してみてください。
人も植物も、見かけとは違う大きな底力を秘めているものですから!

樹木の天使に出会うとき

あなたは天使の存在を信じますか?…「Yes!」

では、天使と出会ったことはありますか?   一つ目の質問にイエス!と答える人はたくさん居ても、二つ目にイエス!と言える人はほんとにわずか、あるいはほとんどいないでしょう。
けれど、実際には多くの人がそれを体験しているといったら驚きますか?
「天使」の定義を(それがあるとして)ぐっとゆるめて、それを「大いなる存在によって遣わされている、物理的身体を持たない高次の知性ある存在」と、仮にしたならば、私たちほとんどすべてがそうした存在と(意識的にではないにしろ)交流していると、私は思っています。
証拠があるから信じられるのではなく、自分の感じていることをシンプルに受けとめれば、あえてそれを信じようと努力などしなくても、あるものはあるし、ないものはないのだと思います。
ある特定の条件のもと、樹木が健やかに育つとき、その樹木にも天使は宿ります。
特定の条件とは、樹木の種類というよりは、、土地や環境、その場所のもつエネルギーなどといったことです。それぞれの樹木には、それぞれの樹木の個性に見合った天使的存在が宿ります。
あるいはそれは、その樹木種の持つ、本来の高い知性なのかもしれません。
木々に語りかけられたことのある人は、案外多いのです。それが記憶の底に埋もれているだけで、子供の頃にそうした体験をしていることもあります。小さい頃はどんなものにも一方的に話しかけたりしますよね?!私はまさにそんな子供でした。
蟻や草花や木々のみならず、茶碗やまくらや頬に触れる風にも。
写真はタスマニアの家から撮ったもの。この木はこちらに良く育つユーカリです。
ユーカリは太陽とつながりが強い木で、山火事のあとに硬い種が発芽すると言われます。
ユーカリの葉を抜ける風は、細胞の隅々にまで届くほど深い呼吸をさせてくれ、爽やかな気持ちにしてくれます。
この木に宿る天使と、具体的に交流したことはないですが、いつもとても癒されています。
そう!そんな簡単なことでいいのです。
この写真を見て、なるとなく微笑んでくれたら、天使たちも笑っていると思いますよ。
樹木の天使について、2月15日にここブリッサ・リブレリアにてワークショップを行います。
『The Tree Angel Oracle』の公式ホームページはこちら http://www.otohadou.com/tree-angel-oracle/

道端で、平和をいのる黄色いアグリモニーの花

バッチ博士のフラワー・エッセンスの中で、最初に発見された12ヒーラーズと呼ばれる12種の植物の一つ、アグリモニー。
だいたい50cmくらいに育ち、わりと人目につく場所に咲きます。日本でよく見かける、キンミズヒキの仲間です。これは、心が繊細で、内面に悩みを抱えやすい人のためのエッセンス。アグリモニー・タイプの人の問題は、悩みを自分の中で抱えて、決して人には見せないところ。一人になると、心にためた想いで、深く苦悩することもあります。
自分のことで悩むというより、周りの人たちの苦しみさえ受けとめていたりします。また、世の中で起きている不条理な事件にも心を痛めます。この黄色いアグリモニーの花から作られたエッセンスは、そうした溜め込んできた苦悩を癒します。抑えてきた感情に息を吹き込むように、ゆっくりと優しく、服用する人に気づきを与えてくれます。フラワーエッセンスの働きかけ方は、心の内から苦しみを消し去るのではなく、この世で生きることの苦悩を味わいながらも、平和を目指すことをあきらめない意志を持つことを後押ししてくれるものです。
心に深い闇を抱えながら、元気なふりをして、明るく振る舞うのではなく、もう少し自分の気持ちを大切にし、自己表現できるようにサポートしてくれます。
黄色は第3のチャクラの色。アグリモニーの黄色い花が、茎に沿って螺旋状に順繰りに咲いて行くように、自分の感情をきちんと感じ、そして言葉にできるようにエネルギーが流れはじめます。
2014年が始まりました。
私たち一人ひとりが心を平和に保ち、そうして世の中にも平和がもたらされますように!