いつでも木箱をのぞいてみて

小説や物語を読むとき、その中に出てくる料理のシーンにはいつもワクワクします。私自身は料理上手ではないのですが、素材や調理の仕方がていねいに書かれているとなぜかとても想像力を刺激されます。ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズ(探偵ものです)や、向田邦子さんの著書、懐かしいものでは「大草原の小さな家」シリーズ。どれもこれも美味しそうな食べもののシーンは記憶に残っています。難しいものではなくて、さっと必要に応じて作られる美味しい一皿はいつか真似して作りたくなります。
フラワーエッセンスを選んで服用するとき、ついつい真剣にまじめに飲んでしまうのですが、バッチ博士がその著書に書いたフレーズに、かつてハッとさせられました。「“お腹がすいたから庭からレタスをとってきて食べよう。恐怖心から病気になったのでミムラスを飲もう”こんな言い方ができるくらいに簡単にしたい」(『心を癒す花の療法』中央アート出版社より)
しっかり準備して計画的に飲むことがどんな時にも最善というわけでもないのです。
さて、今日の私はお腹の具合が悪くて気分がすぐれませんでした。38種のエッセンスの入っている木箱をあけて、ひょいとミムラスを選び、3滴舌に垂らしました。
うまい具合にお腹の不調も落ち着いたので、今度は夕方に、長く続いている微熱のためにボトルを選んでみました。スクレランサスとウォールナット。
エッセンスたちの選ばれ方は私をニッコリさせます。それがどこまでしっかり効くかをそれほど深刻に考えなくても良いのです。
その日その時のちょっとした気になる悩みを、フラワーエッセンスはときほぐしてくれます。不思議なくらい、気が楽になるのです。
木箱を開いて、一回飲んで終わりです。
お腹がすいたからレタス、心配事が頭から離れないのでホワイトチェスナット、という具合に。
キッチンで好みの美味しいものをつまんで、自宅のフラワーエッセンス・コーナーで惹かれたエッセンスを飲む。なんて幸せなんでしょう!

わたしたちを導くいのち

不思議なもので、今振り返ると昨年秋にはこのことを確かに予期していたように思います。
今年、体調を崩して入院、しばらく仕事を休み療養しなくてはならなくなりました。
20年以上責任ある立場で働き続けてきて、仕事を自分の都合でキャンセルするなどはじめての事でした。46歳を、大きなターニングポイントにすると、魂が決めてきたのでしょう。
昨年の後半くらいから「どこかで大きなストップがかかるのではないか?」と、自分の状態にあやうさを感じていました。それでもついついやらねばならぬ(そしてやることが喜びである)目の前の仕事に埋没してきてしまいました。
バッチ博士は、病自体が全体を修正するために働くものと認識していました。病は不運な悪いものではなく、その人の全体を調和させるために、本来は治癒させるために起きるのだと。
大切なことは、ここで言う全体とは、魂が中心にあることです。
魂というといろんなイメージを持たれるかもしれませんが、シンプルに言えば「いのちの力」そのものです。私たちの自我が思う最善と、「いのちの力」が判断する最善は、一致するときもあるでしょうが、まったく違うこともあります。その時に、中心となり全体を調和させていくのは魂「いのちの力」になります。
自分の望んでいることとは違う事態が人生に生じるとき、人はそれを「運命」とも呼びます。
私にとっても、今回のことは運命。自分の望みでもプランでもありませんでしたが、私の内なる「いのちの力」が(私には見えない)最善に向けて人生の舵をとってくれています。
この世の誰にとっても、人生は先の見えないもの。どうせなら、感謝して、微笑んで、大いなる流れに身を委ねていきたいと思っています。
写真は病院の庭のハーブ園です。ミントやタイムを摘んでお茶にしたり、ラベンダーを枕元に置いたり、熟した桑の実を食べたり、ミツバチや蝶を飽きずに眺めたり、おおいに癒されています。
brisaで予定していたいくつかの講座を中止させていただいたことを心からお詫び申し上げます。時期をあらためて、必ず開催させていただきますので、どうぞ楽しみに待っていてください。

魂に触れる光、マスタードの花

光あふれる時間がようやく長くなり、朝早起きするのが気持ちの良い季節になりました。
今住んでいる家を探すとき、その条件は、鳥が鳴くこと、近くに水の湧く場所があること、しずかで夜暗くなるところ、の三つでした。
この写真は、家の近くの野川。川べりをずーっと黄色い菜の花が埋め尽くしています。
フラワーエッセンスでいうと、菜の花はマスタードの仲間になります。
いろんな黄色い花がありますが、マスタードの花の黄色はとくべつです。透き通るような、それでいて秘薬を幾重にも練りこんであるかのような、この花にしかない色調です。
食べるマスタードも大好きなので、この花のそばにいると、ピリとした辛みを想像してつばがわきます(笑)
そんなマスタードのエッセンスは、暗くウツウツした心をはらすだけでなく、その働きは魂を力づけると言われます。マスタードには硫黄が多く含まれていて、この硫黄のチカラは魂に触れるほど深く、私たちの内奥に光をもたらすのです。
憂鬱を払い、たしかな生命力と活力を取り戻せるように、私たちの存在の深みから活性化してくれます。
耕されたり、工事などにより土が掘り返されるとき、突然一斉にマスタード(菜の花たち)が咲くことがあり、農夫には嫌われてきた植物だそう。
私たちの心の土壌もまさに鋤きをいれられ新しく再生されるべきとき!
掘り返されることで、新しい植物がそこに生まれていくように、マスタードは、心の奥底の暗いパターンに光を差し込み、今生きている人生を、心から満たされたものにしていく機会を与えてくれるものです。
いろんな命を元気にする暖かな春の日差しのもと、マスタードのエッセンスを飲んでみませんか?
歓びが心に目覚めていくように!

心の風向きが変わるとき…アスペンの守護のチカラ

アスペンの木が風をつかまえて鳴っています。和名がヤマナラシというのはこの木にピッタリです。
ザアァ、ザアァ~と、海鳴りならぬ、森鳴りといった風情で、私たちの意識もザアと一掃するようです。身体にまとわいつくような重いなにか、日々背負ってきたなにかを払っていくとともに、忘れていた遠いところにあるものへと、心の風向きが変わります。あれ?忘れていた大切なことがあったはず。あれはなんだったろう、と見えない彼方を探るように。

アスペンの花から作られるエッセンスは、理由のない恐れや、なにかに取り付かれているような不穏感に対して作用します。例えば、家の中にふとした拍子に人の気配を感じて、ぞわぞわするときなどに使うことができます。
フラワーエッセンスの素晴らしさは、単によくない感情を消し去ったり、感じなくするわけではなく、そういう感情があるときの私たちの内面のエネルギーに、あらたなきっかけを与えてくれること。
それは、本来一つの軸の端と端のようなもので、心がなんとはなく不穏なときは、まだ見えぬ遠いなにかに呼ばれているときでもあるのです。今までとは違う意識レベルに成長していくとき、人は理屈のない恐れや不安を感じやすくもなるということです。
アスペンのエッセンスをていねいに飲みつづけていくと、知らぬ間に私たちは、理屈抜きの強さを得ていきます。恐れがすべて消えるわけではありませんが、大丈夫かなぁ…と、少しドキドキしつつも、見えないなにかに導かれ、今までとは違う自分へと自然に移り変わっていくのだと思います。
ギリシャ神話では、アスペンで作られた冠をつけ、ヘラクレスはいまだかつて誰も踏み込んだことのない黄泉の国に行き、そこから無事に生還します。そうしてアスペンを聖なる木として称えたのです。
私たちが、敏感になっているとき、アスペンはつねにしっかりと守り導いてくれます。

春を待つ、切ない想いに包まれたときに

2月,3月と、女性のためのワークショップをbrisaで開催させていただきました。
女性とは本来どのような存在なのかを、生物的に、神秘的に、霊的に、掘り下げて再発見していく3回コースのワークショップです。参加者のみなさんと様々な宿題やワークを交えて、分かち合っていきます。
今回は、最終回に、参加した美しい女性たちの写真を、スライドショーにしてプロジェクタで上映。
みなさんのお写真の間には花の写真や、イメージのつながる写真を入れました。(BGMは『She』映画「ノッティングヒルの恋人」で使われた曲です)
これも、そのうちの一枚です。オーストラリアのシュタイナー関連の本屋さんで購入したポストカード。暗くなった森の中で、少女はキラキラ輝く葉っぱか星かを集めています。季節は冬かもしれません。枝には葉がなく、フクロウがとまっています。遠くには十字架の丘も。誰か亡くなったのでしょうか?
少女に降り注ぐ光は、見ている者の心も優しさで温めます。誰かが、どこかで、私たちのことをこうして見守ってくれているのです。孤独で淋しい夜も、運命に見捨てられているかのように感じるときも。
もうすぐ春なのに、まだ肌をつらぬく寒さのあるこの時期は、心も縮こまりがちに。
心はなにかを求めているのに、それがなんだかわからないような、切ない気持ちになります。
そういう時は、フラワーエッセンスを試してみて下さい。エッセンスに使われている花の写真(フラワーカード)を眺め、気になるものを選びだし、その説明を読んで、一本にしぼり入手します。
毎日、朝夕そして夜に、6、7滴を口中に垂らして飲みます。暖かなお茶や、お水に垂らしても。途中で忘れる日があっても良いので、無くなるまでじっくり飲み続けるのがコツです。春に向けてきっと、私たちの心の中にも黄金の光が舞い降りてくるはず。スカートを広げてそれを受け止めましょう。
植物のやさしいチカラは、私たちをいつも、どんなときも癒してくれます。

このポストカードはGabrila de Carvalhoさんによるイラストです。