小説や物語を読むとき、その中に出てくる料理のシーンにはいつもワクワクします。私自身は料理上手ではないのですが、素材や調理の仕方がていねいに書かれているとなぜかとても想像力を刺激されます。ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズ(探偵ものです)や、向田邦子さんの著書、懐かしいものでは「大草原の小さな家」シリーズ。どれもこれも美味しそうな食べもののシーンは記憶に残っています。難しいものではなくて、さっと必要に応じて作られる美味しい一皿はいつか真似して作りたくなります。
フラワーエッセンスを選んで服用するとき、ついつい真剣にまじめに飲んでしまうのですが、バッチ博士がその著書に書いたフレーズに、かつてハッとさせられました。「“お腹がすいたから庭からレタスをとってきて食べよう。恐怖心から病気になったのでミムラスを飲もう”こんな言い方ができるくらいに簡単にしたい」(『心を癒す花の療法』中央アート出版社より)
しっかり準備して計画的に飲むことがどんな時にも最善というわけでもないのです。
さて、今日の私はお腹の具合が悪くて気分がすぐれませんでした。38種のエッセンスの入っている木箱をあけて、ひょいとミムラスを選び、3滴舌に垂らしました。
うまい具合にお腹の不調も落ち着いたので、今度は夕方に、長く続いている微熱のためにボトルを選んでみました。スクレランサスとウォールナット。
エッセンスたちの選ばれ方は私をニッコリさせます。それがどこまでしっかり効くかをそれほど深刻に考えなくても良いのです。
その日その時のちょっとした気になる悩みを、フラワーエッセンスはときほぐしてくれます。不思議なくらい、気が楽になるのです。
木箱を開いて、一回飲んで終わりです。
お腹がすいたからレタス、心配事が頭から離れないのでホワイトチェスナット、という具合に。
キッチンで好みの美味しいものをつまんで、自宅のフラワーエッセンス・コーナーで惹かれたエッセンスを飲む。なんて幸せなんでしょう!