アッシリア・レリーフのマジックコーン

~自己受容の意識もたらす松ぼっくりが頻繁に登場~

ロンドンにある大英博物館に行くときにいつも訪れるのが、アッシリアやバビロニア、シュメール時代の考古品のあるコーナーです。何度いっても時間が止まり、記憶の底に何かがユラユラとうごめきはじめるのを感じます。

これは今から約3000年前ころのアッシリア文明のニムルドという都市の遺跡から発掘されたレリーフです。この鷲の頭と翼を持つ精霊そのものにもハッとしますが、それ以上に気になるのがこの精霊存在が手にしているものです。マジックコーンと解説にはありました。そうです、パインコーン、これは松ぼっくりなんです。

アッシリアレリーフではいくつもこのマジックコーンが出てきます。さらに考えさせられるのが、それらすべてのマジックコーンが同じ位置に同じ使われ方をしていることです。アッシリアの王である人の頭部に、何か光線でも注ぐかのように向けられているのです。そして、それは頭部のおそらく松果体のある部分にあたっているように見えます。

パインのフラワーエッセンスは、私たちに許しを与えると言われています。自分で自分のことを「これで良い」「良くやった」と認めることが難しいタイプの人々に、ハッキリとした自己受容の意識をもたらしてくれます。混乱した考えがクリアーになり、シンプルに善き存在として自分を受け入れられるようになります。

パインコーンは、私たちの松果体〈第三の眼と呼ばれる第5チャクラ〉に、未知のエネルギーを注いでくれているのかもしれません。第5チャクラは私たちに真実を見きわめる力を授けてくれます。ぜひ今度どこかで松ぼっくりを見つけたら、手にとりそっと額にあててみてください。太古の昔、チグリス・ユーフラテスのほとりで生きた人々が持っていた知恵が目覚めるかもしれません。

日本人の魂にとりわけ縁深い樹木

~何代も引き継いだ負の連鎖を解き放たれるとき現れます~

これは何の花でしょう?

これはウェールズで撮った写真ですが、この仲間の花が今、東京でも咲いています。うちの近所ではたくさん。この写真の花は、受粉が終わったあとの雌花。どうしてわかるかというと、先っぽの赤いものがピンとまっすぐ立っている状態から、こうしてクリッと曲がるとき、受粉終了のしるしなんですって。イギリスのフラワーエッセンス(Healingherbs社)の作り手のジュリアンが教えてくれました。

最近思うことがあり彼にメールでお手紙を書きました。私もこの花のエッセンスに深く助けられてきていましたが、これは日本人にとっては特別に重要なエッセンスだと思っていると。両親やそのまた祖父母の代から、そうと気づかずに心のうちに受け継がれてきた負の連鎖から解き放たれるべきときに、この花のエッセンスが現れます。

自分で直感で選んだときも、アドバイザーの方に選んでもらったときでも、エッセンスの植物自体があなたのもとに行きたくて、そこでそうして出会います。 長く繰り返されてきたものが風化して風に舞い上がるように、すべてが軽やかに光へと運ばれ、許されていく時です。

私たちがふんばって今生きている、その根っこもまた癒されていくのが分かります。日本人の魂にとって、ほんとうに縁の深い樹木なのです。

スターオブベツレヘムが示してくれたこと

~悲しみや痛み、孤独……滞った心を癒す道筋~

5月はじゅんぐりといろんな花たちが咲き出して、身体とともに、心もゆっくりほころんでいきますね。そうして優しい気持ちになることは、同時に深い悲しみや痛みを癒す道を開きます。

今は、純白のスターオブベツレヘムが花ざかり。友人が小石川植物園でもたくさんこの花が咲いていると教えてくれました。6つの頂点を持つ六花弁の花は、その幾何学の美しいバイブレーションで、私たちの中の、健やかな心のバランスが滞っていたところに歌いかけてくれます。私もこのエッセンスを先月まで飲んでいました。

ちょうどタスマニアの夫の家にいるときのこと。小さなことで思いがけず心がフリーズするほどショックを受けて、ベッドの中でひとり息を潜めて丸まっていたら、古い古い記憶が闇の中から浮かび上がってきたのです。子供の頃、何夜こうしていただろうか、と。今まで忘れていたのがおかしなくらい、小さい自分のそのときの悲しみや孤独が溢れでてきて……。

スターオブベツレヘムは、ファイアーメソッドのエッセンスでもあるから、癒すために示してくれたのです。ここに温かなものを流してあげなさい、と。そこに今のあなたなら持っている温かなものを流してあげてください。 この白い花のエッセンスを飲んで。

ファイヤーメソッドによるフラワーエッセンス

~より輝きを持った自分へ 己の意思で到達~

フラワーエッセンスの作られ方は2パターン。1つは、朝汲みたての湧き水でいっぱいにしたガラスボールに、満開の花を摘んで浮かべて太陽の光を約3時間注ぎつづけるというサンメソッド。

もう1つは、満開の花を小枝ごと切り取り鍋で湧き水と共に30分煮出して作るボイリングメソッド。光ではなく火を使って植物からエネルギーを引き出す後者の方法は、ファイアーメソッドと言えます。

サンメソッドとは異なる働きかけをしてくれる

光が自然界から無償で与えられるのに対して、火はもっと能動的。人間の確固とした意志がそこにあります。そうして作られたエッセンスたちは、それを服用する私たちに、サンメソッドのエッセンスとは違った働きかけをしてきます。

写真はチェリープラムのボイリングメソッド。
グツグツ煮出されて使われる花のエネルギーは、それを摂る者にも火の力を伝えてきます。より深いところにある資質が引き出されるためには、グラグラ揺さぶられ不要なものは解体されていく、火の洗礼を受けて私たちは、より輝きを持った自分に己の意志で到達していくのです。

希望の火を燃やす春分のシンボル「ゴース」

~ゴースが花咲くときは、口づけの季節 !?~

こんなに冷たい雪の中でもゴースの花は咲きつづけている。写真で見ると伝わるものがありますね! これはイギリスとウェールズの堺目あたりにあるヒーリングハーブス社(フラワーエッセンスを作っているメーカー)で最近撮られた写真です。

ゴースはケルトの暦では春分のシンボル。黄金色の花は、冷たい大地を太陽の力で目覚めさせます。フラワーエッセンスのゴースは、私たちが決して失ってはならない希望の火を燃やすものと言われています。春が来て大地が復活するように、ずっと以前に諦め切ってしまっていた何かがもう一度熱く輝き出すときが来たことを教えてくれます。

「ゴースが花咲くときは、口づけの季節」という古い民謡もあるんですよ!
Let’s kiss him (her)!!!