雌花のみ使うウォーナット(オニグルミ)

~胎児を抱く母になる花のチカラ~

諏訪の水源を訪れた5月に出会ったウォーナットの木。和名でオニグルミ。
何よりインパクトがあったのは、このクルミの木になまめかしく絡まりつくアケビの蔓(つる)とその魅力的な花。

柔らかく開いたクリーム色の3枚の花びら(実際には萼[がく])の中に、房になって紫かがったピンクの雌花が放射状に飛び出しています。また、雄花はみかんの房のように花の中央に夢見るようなパープル色。

この美しい数と色の魔法を持つ花たちが秋になり実ると、あのなんとも官能的なアケビの実となります。山形でこの紫色の実を味噌で調理したものを食べさせてもらったことがありますが、苦味があってジューシーで好きな味でした。

フラワーエッセンスとしてのウォーナットは、私たちを外側から来る様々な影響から守るとされています。実際にエッセンスを作るとき、ウォーナットの場合は雌花のみを使います。

何故雌花のみなのでしょう? 雌花は受粉後ふくらんでいくクルミの実そのもので、胎児を抱く母になる花です。私たちの心の奥から生じる小さなさざ波のような無形の衝動を、ウォーナットのフラワーエッセンスはきっちり守っていきます。

女性性の象徴のようなアケビの気品ある官能に巻きつかれて、クルミの雌花もごく目立たぬように咲いていました。まるで、女神の饗宴! 日本人の持つ特別な女性性を映し出すかのようなその印象は、深く心に植え付けられました。

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